カイガラムシは綿やカイガラのようなもので身を覆っているため薬剤を散布してもなかなか効きません。
そこで活躍するのが「マシン油乳剤」です。マシン油乳剤は散布した薬剤が乾燥した後に油の膜が形成され、膜で虫を包み込み窒息させる効果があります。その他、殺虫殺菌効果のある「石灰硫黄合剤」もカイガラムシの予防に効く他、ハダニやうどんこ病の予防にも効果があります。マシン油乳剤も石灰硫黄合剤も、庭木への負担(薬害)を考えて散布は樹木の休眠期である冬に行います。冬の間にしっかりと予防しておけば、春からの病害虫の被害が軽減されます。
散布の際は、「容器に記載されている希釈濃度・散布量を守る」「体にかからないよう、雨合羽・手袋・帽子・マスク等を必ず着用する」「周りに人がいないか確認する」など十分に注意しましょう。また、石灰硫黄合剤は異臭がするのと、鉄やアルミ製品などが腐食する可能性があります。自動車や窓枠サッシなどにかからないように注意しましょう。
その他、油カスやケイフンなどの有機質肥料を施す『寒肥』も今の時期に行う大事な作業です。気温が低い時季に肥料を与えることでゆっくりと分解され、根の活動が活発になる春に養分を吸収し効果を発揮します。ぜひ2月ごろまでに施肥作業を行いましょう。

